2010年3月26日金曜日

ブロンコビリー(3091)から優待が届きました

本日(2010年3月26日)、ステーキ専門店のブロンコビリー(3091)から優待券2000円分が届きました。ここは12月決算の会社です。この優待券はコシヒカリ2キロとも交換できるので、お店が近くにない私はお米と交換してもらうつもりです。



やはり外食産業は厳しく、売り上げが減少傾向にありますが、経営が着実なので安心して長期保有できる銘柄だと思います。有利子負債が少なく、自己資本比率は79.0%と非常に良好な財務状況です。来期予想ROEは13.1%、配当は4000円(利回り2.86%)、来期予想PERは8.06、PBRは1.05とまだかなり割安な水準にあると思います。

ところで今日は日経平均、TOPIX共に年初来高値を更新してきました。ところが、先日来から紹介しているウェルネット(2428)が今日は -12,400円 (-11.98%)大幅安の91,000円でひけたこともあり、私のポートフォリオはそれ程上昇しませんでした。この銘柄はいままで、大幅高を続けて演じてきただけにどこまで下がるか分かりませんが、長期的にはいまだに割安ではないか、と思っています。

2010年3月24日水曜日

エイジス(4659)を組み入れました

本日(2010年3月24日)、実地棚卸しサービスを営むエイジス(4659)を新規で購入しました。私のようにビジネス感覚が全くない人間には棚卸し自体が商機になること自体、あまり想像がつかず、結果として投資対象のビジネスモデルをよく理解しないまま、投資することになりました。成長率も鈍化しているので、今後それほど株価が上がるようには思いませんが、指標的にはかなり割安(故に株価がこれ以上下落する可能性は低い)と判断し、購入しました。四季報によれば、自己資本比率は78.3%で有利子負債も非常に低く、財務状況は極めて良好と言えると思います。予想ROEは17.5%、予想PERは7.36、PBRは1.15です。3月配当なので4500円(利回り3.06%)の配当権利もこれで得たことになります。優待は9月で100株につき、お米券3キロがもらえるようです。

ところで、先日紹介したウェルネット(2428)が本日も14,900円高(+16.37%)の105,900円で引けました。後場には一時、ストップ高をつけるなど、値を飛ばし続けています。もう少し上がったら、一部、売却して他の銘柄を買ってもいいかなあと思っています。

2010年3月21日日曜日

大局観と相場観

先の先まで読まなくては勝てないという点で将棋と投資は似ているところがあるように思います。将棋の強い人、いわゆるプロ棋士は、幾つかの候補手からの展開を数十数手先まで読むとも言われています(「緻密流」と評される佐藤康光九段は「コンピュータが一億手読むなら僕は一億と三手読む」という趣旨の発言をされたことで有名です)。ただ、将棋では読む力さえあれば勝てる、というわけでもなく大局観という局面を正しく形勢判断する力が棋力を決定する重要な要素となります。年齢を重ねると読む力が若いときより衰えると言われますが、ベテラン棋士でも若い棋士と十分にわたりあえることができるのは、この大局観によるところが大きいようです。

翻ってマーケットの世界に話を移しますが、「経済アナリスト」という立派な肩書きを持った方々が2009年の3月の大底のときに、「日経平均は5000円台になる」という予想を自信たっぷりに、色々な理由(理屈)をつけて語っていたのを思い出します。一年経った現在、彼らの予想(相場観)がひどいものであったのが分かったわけですが、正直、このようなひどい相場観を持ったアナリスト達がいまだにおくびれることなく、自分の相場観を述べているのを見るにつけ、「アナリスト」って気楽な職業だなあ、と思わざるを得ません。こうした「アナリスト」の予想におびえて、多くの個人投資家は二の足を踏んだに違いありません。「あの時買っておけば良かった」という声が至る所から聞こえてきそうです。

私は日経平均が7000円台になってからは、いくらなんでも安く売り叩かれていると思い、わずかばかり買い進めましたが、現金のありったけを使い切るような勇気がなく、今から振り返ると、おっかなびっくりの買い方だったなあ、と思います。買う時期も分散させるというやり方で、大きく負けない代わりに大きくは勝てない、というスタイルだった訳です。

ところで、将棋の羽生善治名人は将棋に勝つために必要な力を検討して、「決断する力」が一番大切だ、と述べておられます。また、直感の7割は正しい、とも述べています。私は羽生名人の結論は投資の世界にも当てはまるように思います。マーケット関係者が暴落の恐怖に慄いて、「もっと下がる」と言う時、彼らの意見は参考程度にとどめておき、最後は自分の相場観(大局観)が正しいと信じ、思い切って決断できた勇者が勝者となる、ということを羽生名人の以下の著書から読み取れるように思います。

決断力 (角川oneテーマ21)

私も、下手の横好きで将棋を指すのが三度の飯よりも好きなのですが、自分の棋風は投資スタイルと似ているところがあります。私は攻めるより受ける方に気を遣いがちで、悪手を指さないようにする、つまり負けないように気を遣うタイプで、棋士でいうと丸山忠久九段や木村一基八段のような棋風のようです。ただ、私は個人的には佐藤康光九段や谷川浩司九段のようなとてもアグレッシブな棋風の棋士が好きで、このことからも人は自分にないものを持っている人に憧れる、という世俗知は的を得ているように思います。

2010年3月19日金曜日

祝ウェルネットストップ高!

今日の市場はTOPIXが前日比+8.14(0.8%)の948.93で終了しました。私の日本株ポートフォリオ(J-REITも含める)はTOPIXほどは上昇しませんでしたが、組み入れ銘柄の中で3銘柄(いずれも新興銘柄)が大幅上昇しました。まず、ウェルネット(2428)ですが、ここは前日、公開開示で三井住友銀行が資本提携の一環として株式の追加取得を発表しました。更に、日本政策投資銀行もここの株を追加取得したことも同時に発表されました。私はこのIRを読んでそれ程、大きなインパクトはないのではないかと思っていたのですが、市場はこの開示を好感し、本日、+10000円(+15.15%)の76000円で ストップ高をつけました。この会社は代金回収、決済関連などのe-コマースを手がける会社で非常に成長率の高い会社です。来期予想ROEは24.5%、その他PER10.53、PBR1.87と指標的にも割安な水準にあります。配当(利回り)も1500円(2.36%)とグロース株にしては良い水準だと思います。また、臨床試験受託のリニカル(2183)も+43円(+7.61%)と大幅高でした。この会社も成長率が高く、ファンダメンタルな指標も全く申し分ありません。自己資本比率が74.4%、来期ROEは26.9%となっています。海外展開も進行中で、非常に期待しています(ちなみにPERは28.95、PBRは7.57です)。そしてデータセンター運営のビットアイル(3811)が+9000円(+11.61%)の86500円で引けました。クラウド関連銘柄ということで、ここも今後の事業の成長が見込まれます。ファンダメンタルな指標もまずまずです(来期ROEは11.3%、PERは22.41、PBRは2.45です)。私の小型株ポートフォリオの銘柄がこれほど揃って大幅上昇するのは初めてではないかと思います。自分の読みが当たっていた、という実感があり、金銭以上の精神的な喜びを感じています。

話は変わりますが新興市場ではこのところユビキタス(3858)が連日、暴騰してしていますね。この株も以前から監視していて買おうと思ってはいたのですが、もうすっかり購入意欲のおこらない水準まで切り上げてきてしまいました(直近の安値34000円(2009年11月30日)から253000円まで株価は約7倍になってしまいました)。私にもう少し踏み込む勇気、決断力があればもう少し投資成績も上がるでしょう。今後の課題としたい、と思います。

2010年3月18日木曜日

東京ドームの優待が届きました

本日(2010年3月18日)、東京ドーム(9681)の優待が届きました。この銘柄は権利確定が1月末です。この会社は東京ドーム自体の他に、ホテルやその他のレジャー施設(ラクーア)などを運営する会社です。有利子負債が高く、自己資本比率も低い(16.7%)ので、本来なら私の投資方針から外れている銘柄ですが、個人的な事情(?)からホールドしています。

3月18日終値 263円  売買単位1000株
来期予想PER 16.8   PBR 0.97  配当(利回り)5000円(1.90%)

優待の内容
①野球株主証
②東京ドームシティアトラクションズ乗り物券
③スパラクーア入館券
④東京ドーム500円優待券
⑤スパラクーア割引券
⑥東京ドームホテルズ宿泊割引券
⑦東京ドームホテルズ飲食割引券
⑧松戸競輪場株主証(一般入場料1名分無料)

*①②③は3000株以上

個人的な事情というのは仕事や遊びで東京(特に水道橋近辺)に行く機会があり、足のなくなることがあるからです。そんな時は、深夜営業(朝9:00迄)をしているラクーアでのんびり夜を過ごすのが私にとっては最善の選択となります。1000株保有で20%割引券が10枚、そして500円の優待券が6枚もらえるので、私のように使い道がある人にとっては、なかなか魅力的な優待内容と言えると思います。

あと、余談になりますが、私は根っからのベイスターズファンなので、この点からもこの銘柄を持つことにはちょっと抵抗がありますが、ジャイアンツが優勝し、結果としてドームの入場者が増えるというベイスターズファンにとっては嬉しくない事態になっても、それは東京ドームの株主にとっては良いことになりますので、ある意味、ベイスターズ成績不振のヘッジ(笑)としてもホールドしてて良いのかも知れません(すごく強引な理由付け)。

2010年3月13日土曜日

投資方針と昨年度のパフォーマンス

投資方針は極めてシンプルです。基本的には「安いなあ」と思った銘柄を買っていくのですが、少し高くなってしまったと思われる銘柄でもどうしても欲しい、というものは買っていきます。テクニカルな指標はあまり気にしません。ファンダメンタルの基本的な指標(PER, PBR, ROE, 自己資本比率など)を参考にして投資するかどうかの判断をします。また、信用売買もしません。シンプルに現物売買のみです。トレードは殆どしません(実はまだ、2回しか売り経験がありません(笑))。

こんな素人の私ですが、昨年度はTOPIXをはるかにアウトパフォームしました。こんな素人にも勝てないようなファンドマネージャーなんかに高い報酬を与えるなんて馬鹿げています。

ただ、私も自信過剰になることなく、今後も慎重に投資を続けていきたい、と思います。

私が株式投資を始めるようになったきっかけ

それにしても、2009年3月までの株式相場の下げは非常に厳しいものでした。私は2009年の1月から本格的に株式投資を始めたのですが、見る見る間に自分の買った銘柄が大きな含み損になっていくのを、呆然と見ていました。3月後半から、環境が大分良くなったこともあり、含み損が消えて行き、逆に大きく含み益が出てきて、とてもほっとしたのを今でもよく覚えています。

でも、そもそも株式投資をするなんて数年前までは考えても見なかった私が何故、株式投資を始めたのでしょうか。それは逆説的に聞こえるかも知れませんが、私がお金に無頓着であったから、と言えると思います。私は数年前、銀行の普通預金を定期にしてもらおうとして、窓口に行ったのですが、そこで美人の銀行員のお姉さんから投資信託やら、変額個人年金などの金融商品を勧められ、その場ではいはい、と契約してしまったことが発端です。今では大分色々な金融関係の本を読み、多少のリテラシーを身につけたので振り返って、これらの商品を見ていくと非常にひどいものをつかまされたのだなあ、ということが後々になって理解できるようになりました。まず、契約時に3%ほどの手数料を取られ、その後も毎年1%以上の信託報酬を取られる(変額個人年金はもっとひどく年3%ものぼったくり報酬を取られる)、という商品なのですが、これはもうほとんど、詐欺に近い、と言わざるを得ません。退職金などの虎の子の財産をこのような商品を買うために使ってしまった、というご高齢の方々も多いように聞きます。「プロに任せる」ということで金融リテラシーのない顧客を相手に、大きく元本割れすることはまずないと思い込ませる(更に言えばどれだけ増えるかという話だけで減る可能性についてはあまり説明をしない)非常に不誠実な商売を、普通の金融機関が行っているというのは大きな問題だと私は思います。

このようにして購入した金融商品が、今回の相場下落でどんどん、基準価格を下げていき、元本を30%以上も減らしていくのを経験して、いわゆる「プロ」が全くあてにならないことを知ったことが、株式投資を本格的に行うようになったきっかけです。そもそも、日本株を運用するファンドマネジャーの大半がTOPIXなどのベンチマークに勝てない、ということですから、わざわざ高い報酬料を払って投資信託を買う必要は全くないのです。更に言えば、自分でポートフォリオを作れば、その組成に関する責任は全て自分自身のものになるわけです。これならば、たとえパフォーマンスが悪くても納得できる、というものです。

このような経験から、投資判断は全て自分で行う、そして金融機関の関係者から勧められような商品には絶対に手を出さない、という原則を私は導き出すことになりました。

また投資そのものも、楽しいことがないと挫折すると思います。もちろん株式投資の最大の楽しみは、自分の持ち株が高くなる(キャピタルゲインが増える)ことですが、それ例外に得られる配当(インカムゲイン)も楽しみです。更に私も多くの個人投資家にもれず、株主優待自体が楽しみになっていきました。

今後は、優待品が到着次第、写真などをアップしたいと思います。

株主優待を実施している企業に対する希望

続けて、優待を実施している企業について希望を書きます。優待品は個人投資家(特に株主優待自体に魅せられている投資家)にとっては配当以上に魅力的な場合がよくあります。中には(特に私などそうですが)配当は出さなくてもいいから、優待だけは継続して欲しい、という個人投資家も決して少なくはない、と思います。特に自社製品を優待品にしている企業は、優待制度がよい宣伝にもなっていると思いますので、多少、経営が厳しいときでも優待制度だけは継続して欲しいと思います。長期的に安定して保有してくれる、そして当該企業のファンでありサポーターでもある個人投資家は企業にとって本来、一番大切な株主であるはずです。

個人投資家の上場企業に対するささやかな希望

私は個人投資家として、上場企業に対してささやかな希望があります。それは最低投資単位を引き下げて誰でも気軽に投資できるような環境を整えて欲しい、ということです。現在は株券も電子化され株主名簿の管理もそれほどコストがかからなくなったはずです。応援したい企業であっても、最低投資金額が個人には少し高すぎる、ということがしばしばです。最低投資額が100万を超えるような企業はぜひ、10万円以下からでも投資できるようにして欲しい、と思います。

2010年3月6日土曜日

ブログ開設しました

ブログを開設しました。まだ、株式投資を始められてない方、あるいはもうすでに始めていられる方、どなたでも楽しんでいただけるようなサイトにしたいと思います。私自身、特に金融や経済について専門家ではなく、むしろ株式投資を始めてから間もない初心者です。投資スタイルは教科書どおり、長期分散を心がけており、グロース株よりはバリュー株に重点を置いています。株主優待が好きなので優待銘柄(結果的に内需系の銘柄)がかなりオーバーウェイト気味ですが、こうした銘柄は値動きの幅が小さいので、気の小さい私に向いていると思います。前置きが長くなりましたが、以後、優待品が到着次第、写真などを掲載して、その銘柄の紹介などしたいと思います。