2010年10月23日土曜日

日本破綻ー「その日に備える資産防衛術」

書評:日本破綻 「その日」に備える資産防衛術 藤巻健史著 朝日新聞出版




以前に野口悠紀雄さん辛坊さんの本について書評しましたが、今回の藤巻さんの本も基本的に彼ら同様、日本の財政破綻を予言している本です。講談社から姉妹本が出されているようで、こちらは「天下国家の観点から」論じた(p.1)内容になっているのに対し、今回紹介する「破綻本」はどのように資産を守るべきか、という「世俗的な」(p.1)内容になっています。

藤巻さんはいろいろなメディアで自説を述べられていますので、ご存知の方には特に目新しいことは書かれていません。日本はいずれ財政破綻してハイパーインフレになるから、円建ての資産(特に現金)ではなく、海外の資産(特にドル建ての資産)に「保険のつもりで」投資されることを勧めています。

野口さんや辛坊さんの本と違っているのは、ハイパーインフレ後(つまり円の価値が急落した後)には日本が立ち直るという楽観的なシナリオを想定されている点でして、私はこの点に共感するところがありました。現在ドル円は80円台前半ですが、これが800円位になれば(つまり円の価値が10分の1になれば)、製品の競争力も格段に上がる訳ですから、製造業が中心の日本経済も復活すると思います。

資産の大半を日本円の現金で持っている方々には悪夢的なシナリオかも知れませんが、地震のようにいずれは起こる災難だと私も思っています。という訳で、藤巻さんのおっしゃる通り、資産の幾らかはドル建てのものに移しておくのが賢明かも知れませんね。

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