2010年8月7日土曜日

表が出れば私の勝ち、裏が出ればあなたの負け

先日、契約している変額個人年金の運用報告書が届きました。そして運用状況を見てひどくがっかりしました。以前の投稿でも書いたのですが、この変額個人年金というのは非常に悪質な金融商品です。ポートフォリオの内容は国内株式20%、外国株式20%、国内債券30%、外国債券30%という「おとなしめの」配分、また株式の組み入れ銘柄は内外ともに1000銘柄を超えており、ほぼインデックスと同質のポートフォリオになっています。

ここまでは特に問題ないのですが、ひどいのはここからです。この変額個人年金は契約時になんと4%(!)もの契約手数料が取られ、更に保険関係費用そして資産運用関係費用などと称して計2.865%(!)ものぼったくり報酬が毎年、元本から差っぴかれる、というインチキ商品です。この商品は購入時の元本をほぼ30%も毀損させているのですが、そういう不都合な事実には触れることなく、いまだに年、約3%もの報酬を無条件でむしり取っているのです。国債の長期金利ですら1%なのですから、3%の報酬というのは株式から得られるリスクプレミアム無しには確実に元本が毀損されることになります。つまり、販売サイドの保険会社からすれば「リターンはオレ様達のもの。リスクは顧客のもの」、と言っているようなものなのです。

リーマンショックが起きる数年前、普通預金を定期にしてもらおうと思って銀行の窓口に行った所、美人の銀行員のお姉さんの口車にのって、この変額個人年金と投資信託をかなり多額で購入したのですが、今から考えてもひどい話で、顧客の資産設計なんて金融機関には全く念頭にないということは後になって痛感しました。

このブログを読んでいらっしゃる方達は、殆どが金融リテラシーを持っていらっしゃる方ばかりだと思うので、こんな失敗はなさらないと思いますが、もし、投資をこれから始めたい、と思ってらっしゃる方がいたら、「投資信託」やら「変額個人年金」を銀行で買うのだけは止めた方がいい、と言っておきたいです。

本当にコワいのは刃物を持った精神異常者ではありません。優しげな笑顔で意図しない金融商品を勧誘する美人の銀行員ほどコワイ人はいないのです。

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