2011年12月1日木曜日

ビックカメラの株主総会に行ってきました

一昨日、新宿文化ホールで開かれたビックカメラ(3048)の株主総会に行ってきました。

(新宿駅から20分ほど歩きました。会場自体は立派なのですが、場所がちょっと不便でした。)

私も株主総会には何度か出席しているので、ある程度、どのようなものなのかは理解していますが、今回の総会はちょっと残念な点の多い総会でした。

まず事業内容についてのプレゼンテーションが殆どなく、業績と財務の変化を数字で表しただけの説明で終わってしまっていたのが、残念でした。家電販売という一般人にも分かりやすい事業であるため詳細な説明は不要と思われたのかも知れませんが、同業他社の総会では新店舗の様子や従業員の働いている姿を映したりするなど、来場者を飽きさせないような工夫が凝らされているケースが多いような気がします。今回の総会は数字ばかりの説明だったので、ちょっと退屈でした。

また議事の進行についてですが、議長が来場者(株主)からの了承を受ける際、前列に陣取った従業員株主の拍手によって賛成多数、と判断していた点も問題があったように思います。実際、質疑応答ではこうした会社側の姿勢を問題視する発言が数多く出されました。株主から出された批判に対する社長の回答も弁明じみていていました。

管理職の女性の割合、また海外展開の予定、などについての建設的な質問もありましたが、会社側の回答はいずれもがっかりするような内容でした。

ちなみにお土産もありませんでした。

総じて言えば、この会社の今後の(更に言えば現在の)事業展開について非常に不安や不満を感じずにはいられないような総会でした。

個人投資家には投資先の経営者の資質や会社の社風など、重要でも細かい情報はなかなか得る機会がありません。株主総会は本や雑誌には載っていない有益な情報を得るための良い機会である、ということを今回の総会に出席して再認識しました。

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