2012年1月22日日曜日

消費者の立場から優待株を評価する - ラーメン編

私には趣味が多くあって、株式投資はその中の1つですが、株を始める前からずっと続けてきたものの中に食べ歩きがあります。特にラーメンは専門分野で、首都圏にある有名な店には大体行ってきました。先日は神田にあるラーメン二郎に行ってきました。

(二郎名物の行列。この日は1時間半の待ち時間となりました)

(大、700円。写真では伝わりにくいですが、ものすごいボリュームです)

最近、人気がでてきた店では、めん徳二代目つじ田の飯田橋店にも行ってきました。

(二代目らーめん、950円)

ラーメンデータベース(Googleで「ラーメン ランキング」で検索すると最上位にでてくるサイト)の総合ランキング(指定範囲は東京都全域に設定)を見ると、ラーメン二郎神田店は22位、めん徳二代目つじ田飯田橋店は129位でした。このデータベースのランキングを見て気が付くのは上位にラーメン二郎の系列店が上位に並び(50位以内に12店も入っている)、私のような昔からのファンから見た有名店が信じられないような下位に並んでいる点です(例として「青葉」中野店が112位、「大勝軒」東池袋店は155位、「麺屋武蔵」新宿店が207位など)。

「ジロリアン」という言葉まで出来た最近の「二郎」人気を考えると、デフレ経済や景気の低迷が関係しているようにしか思えません。安価でお腹がいっぱいになるものを求める消費者が結果的に増えてきていることが「二郎」人気の大きな原因であるように思います。ただ、ラーメン店の人気は移ろいやすいので、現在の「二郎」人気も長続きしないように思います(株の銘柄で言うとDeNA (2432)やグリー (3632)のようなもので、人気が出てもしばらくすると冷めてしまうことになるような気がします)。

前置きが長くなりましたが、ラーメンを出している外食企業で株主優待を実施しているところではイートアンド(2882)、ホッコク(2906)、幸楽苑(7554)、ハイデイ日高(7611)、リンガーハット(8200)、ハチバン(9950)、王将フードサービス(9936)、株主優待のないところではワイエスフード(3358)、丸千代山岡家(3399)などがあります。以下に(投資家としてではなく)消費者としての立場から、先の企業の中から4社のラーメンを勝手評価したいと思います。

幸楽苑 - 「ホールド」
リンガーハット - 「バイ」
ハイデイ日高 - 「アウトパフォーム」
王将フードサービス - 「アウトパフォーム」

個人的には「リンガーハット」の長崎ちゃんぽんが大好きで、以前はよく「リンガーハット」で長崎ちゃんぽんを食べて、直後に「吉野家」に行って牛丼を食べるという「はしご」をよくやっていました。どちらも安くておいしいので、株主になって優待券をもらいたいという欲はあるのですが、株価がどちらも割高に思えるので持っていません。

「幸楽苑」のラーメンは確かに安いのですが、やはりそれなりの味しか出せていないような気がします(株価も割高だと思います)。

「ハイデイ日高」と「餃子の王将」は、正直なところ、店内の雰囲気だけでなく、メニューの中身まで似ていて、差別化しづらいところがあります。ラーメンに限って言えば、どちらも万人受けするような味で、これといった特徴はないのですが、逆に言えばどこに行っても同じ味なので安心感があります。また値段も安いので満足度はとても高いです(株価はどちらも妥当なところに落ち着いていると思います)。

(写真はらーめん日高屋神田店にて撮影)

以上、消費者として優待銘柄を幾つか勝手評価しました。私も消費者として「ここのラーメン、おいしいなあ。優待券欲しいなあ」、という誘惑に駆られることはあります。しかし、それだけの理由で株を買うと失敗することが多いので、投資する際はその会社の売り上げの推移やキャッシュフロー、財務状況などを事前に調べるのが良いように思います。

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