2012年1月13日金曜日

2011年の投資成績

2011年は本当に波乱の1年でした。リスク資産に投資をしている以上、ポートフォリオの多少の上げ下げには覚悟が必要ですが、2011年は本当に振れ幅が大きかったような気がします。また日本株については完全に下げ相場で、TOPIXの1年間の騰落率は-18.9%と惨憺たる年でした。

私のポートフォリオのパフォーマンスも、-1.37% というマイナスの成績で終わってしまいました(配当を含めたトータルでのリターンでようやくプラスになっている感じです(+1.23%))。ただ、TOPIXをベンチマークとして、どれだけ市場平均をアウトパフォームしたかという観点から見てみると、2011年が今までで一番の好成績だったと思っています。

まず良かった点を振り返ってみると、株価が暴落する前にキャッシュポジションを作っていた点が大きかったと思います。私はいつも殆どキャッシュポジションを持たないで運用しているのですが、2011年については、3月と8月の暴落前に(たまたま)キャッシュポジションを持っていたのが幸いしました。パフォーマンスに寄与した銘柄としては組み入れ比率1位のウェルネット(2428)が3月以降、着実に上昇したのが大きかったです。また全体的に優待株は値動きの堅調なものが多く、2011年のような下げ相場でも大きく下げずに踏みとどまってくれた感じがします。

悪かった点は、銘柄選択のまずさがあったと思います。特に、「分散のためにとりあえず」、という安易な判断で、東京電力(9501)や野村ホールディングス(8604)、パナソニック(6752)やトヨタ(7203)、ホンダ(7262)、武田薬品(4502)などの大型株をポートフォリオに組み入れていましたが、これが良くなかったです。分散は有効なヘッジ手段だと思いますが、分散にこだわり過ぎるのも良くないということ、また最後はやはり自分で丹念に銘柄分析をして割安な銘柄を探し出すのが良い結果につながりやすい、ということを学んだ気がします。

2012年は2011年で得られた教訓を生かしたいですが、できれば何もしなくても株価が上がってくれる楽な相場になるといいですね。

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