2010年12月30日木曜日

2010年の投資成績

時が経つのは早いもので、今年もあと残すところ、大納会の今日と大晦日の明日のみとなりました。昨年の大納会のTOPIXの終値は907.59、今日の同指標の終値が898.80なので、年間では1%ほど下落しています。

私が自分で管理しているポートフォリオは外国株や債券、そしてJ-REITなども含まれているので、TOPIXと比較することにあまり意味はないかも知れませんが、それでもかなりの部分が日本株から構成されているので、ある程度の参考にはなると思います。

結果から見ますと、年度途中に追加投資した分や配当金などを除いたリターンはおよそ+7%になりました。一昨年からの累計リターンは+28%です。これに配当金などを含めますと今年はおよそ10%、一昨年からは30%を超えるリターンが得られた計算になります。

私は現在、3つほど投資信託(いずれも外貨建て)を持っているのですが、そのうち2つは配当金を含めた年間のリターンがマイナスになっていました。また、これらの投資信託はリーマンショック以前から保有していたこともあり、トータルではかなりの含み損が出ています。

以上のように、今年も昨年に引き続き、自分が管理するポートフォリオはインデックス運用、更には多くのアクティブ運用にもアウトパフォームするという好成績を収めることができました。振り返ってみてどの点が良かったのかを考えますと、11月に行ったアセットクラスの組み替え(中国株→日本株、J-REIT→日本株)が非常にうまくいった点が大きかったと思います。このことから分散投資の重要性を再確認することができました。日本株を多くの銘柄に分散させるだけでは不十分で、円建て以外の資産を持っていなければ、日本株だけが取り残されたような時期(今年の10月~11月)に日本株を買うこともできなかったわけです。

さて、以上の総括を踏まえたうえで、来年、どのような投資活動をする予定なのか、簡単に触れておきたいと思います。まず第一に考えているのは米国株への投資です。理由は簡単で他国通貨に比べて米ドルが安くなっている、と思うからです。ただ、米国株の株価水準はかなり高くなってしまっているので、この水準で買うならばベータの低い安定した株(プロは「退屈な株」というらしいですが)を買おうと思います。このところ、豪ドルのほうが米ドルより高くなっていますが、このままの水準が続くようなら手持ちの豪ドルを米ドルに換えるつもりです。

第二に保有する投資信託の解約を検討したいと思います。今年はかなりの譲渡益が出たので、税金対策からも投資信託の売却損で利益を相殺しようかと思いましたが、結局、そのままにしてしまいました。また、私のような素人にも負けるようなパフォーマンスしか出せない投資信託を我慢して持ち続けていてもしょうがない気もします。

来年は以上の2点を踏まえた投資を行いたいと思います。

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読者のみなさん、良い年をお迎えください。

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