2012年4月19日木曜日

ACCESSの株主総会に行ってきました

昨日は携帯向けのソフト開発を手がけているACCESS(4813)の株主総会に行ってきました。株主総会は平日の午前中に行われることが多いため、なかなか総会の始めから終わりまでいることができないのですが、昨日は仕事がなかったので最後までいることができました。

この会社は株式投資をしたことのある人なら、一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。数年前は非常に期待された銘柄で一時は株価が100万円を超えた時期もあったのですが、完全に時流に乗り遅れて現在の株価は3万円台という悲惨な水準まで下げました。

チャート画像
(出典:ヤフーファイナンス。チャートは10年間の月足)

私はここの株主総会に出席するのは初めてでした。株価の推移があまりにも悲惨であることから、そうとう荒れる株主総会を予想していましたが、思ったほどは荒れなかったように思います(昨年度の東京電力の地獄のような株主総会に出席してからは、どんな総会も落ち着いたものに見えてしまうのかも知れません)。それでもやはり厳しい質問が多く、特に前社長の経営責任を問うようなものもありました。

新社長は厳しい質問にもそつなく返答していましたが、出席した株主の反応はあまり良いようには思えませんでした。というより、多くの株主が新社長の話よりは2人の大物の社外取締役の話に興味があったようで、この2人に対して投げかけられた質問で会場は盛り上がりました。

1人はオリックスの現CEOの宮内さん、もう1人はローソンの現CEOの新浪(にいなみ)さんで、この2人が社外取締役の席に並んで座っている様は壮観でした。株主から社外取締役としての意見を求められた際も、この2人の意見はとても分かりやすく説得力がありました。特に新浪さんはイメージ通りの方で、声が大きくはっきりした物言いで圧倒的なカリスマ性を感じました。新浪さんが話し始める前には、「よっ、待ってました」という景気づけ(?)の声が会場から上がりましたし、話しが終わった後ではこの日一番の大きな拍手が起こりました。そんな訳で、ACCESSの株主総会というよりは、オリックスとローソンの総会だったのではないか、と勘違いしてしまいそうな総会でした。

総会終了後はその後の事業説明会まで昼食休憩が設けられ、昼食会場は大賑わいでした。

(お寿司があったようですが、私が並んだ頃にはもうなくなってしまいました)

(仕方ないのでステーキの列に並びました)

(ステーキとカレーライス)

株主の方々は年配の方が多かったですが、とても元気に(というかガツガツと)自分のお皿に料理をさらっていく様子にはちょっと圧倒されました。殆どの株主の方がここの株では損してらっしゃることもあり、「株で損した分、食って取り返すぞ」、というような雰囲気が痛々しいほど感じられました。

お土産は会場となったホテルグランドパレス特製のオレンジケーキでした。



宮内さんと新浪さんの話が聞けて、美味しい食事とお土産も出たので、大満足の株主総会でした。実はもう、ここの株は売ってしまいましたが、株価が落ちてきたら総会目当てで(笑)、また買いなおしたいと思っています。

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